緑茶は古くから日本人の暮らしにたいへん密着した飲み物で、「二日酔いには濃い緑茶を」「お寿司の終わりには上がりをいただく」「お弁当にお茶」など、様々な生活シーンに欠かす事ができない存在でした。そしてそこには隠された緑茶の威力が発揮されていたのです。
緑茶は心をくつろがせ、味わい豊かな日本人の愛すべき飲み物です。しかし、それだけではなく、老化をはじめとして、ガンや糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす活性酸素を抑える素晴らしい機能性も備えているのです。
美味しくて、しかも体に効く、この2つの魅力を兼ね備えた日本の伝統的な飲み物にもっと親しめば、私たちは多くの病気から身を守ることができ、さらに避けては通れない老化という人生の難題さえも乗り越える道が開けるのです。
こちらのコーナーでは、緑茶の知られざるパワーをわかりやすくご説明します。
毒消しの薬草として茶葉を使った薬用茶・緑茶の歴史 |
お茶はジュースやコーヒーよりも、深く長く日本人と関わりをもってきた飲み物です。お茶と言えば、緑茶をはじめ、紅茶、ウーロン茶など様々な種類があるのは皆さんご存知だと思いますが、その原料はツバキ科の常緑低木種の茶樹から採れる葉で、言わば先祖が同じ「親戚どうし」です。
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太陽の日差しと抗酸化力を持つお茶の関係とは |
お茶のたぐい稀なる抗酸化性、その秘密は植物としてのお茶の特性によるものと考えられます。お茶はもともと中国で発見されたものですが、その原産地と言われているのは中国南西部にある雲南省から四川省にかけての丘陵地でした。現在のお茶の生産地も揚子江の南一帯やインドのアッサム地方、そして日本では静岡県の駿河、遠州地方や宮崎の日向地方、その共通点といえば温暖で日照時間が長く、さらに太陽の光が強いことが挙げられます。
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お茶の葉の発酵や酸化、抗酸化力の違いとは |
お茶ほど世界中で愛されている飲み物はありません。日本の緑茶をはじめ、中国茶や紅茶など、様々なお茶が世界中の人たちに親しまれています。しかし、ご存知の通り、もともと同じお茶の葉から生まれた飲み物でも、緑茶とウーロン茶のような中国茶、あるいは紅茶は色も香りも違います。
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緑茶のカフェインはコーヒーよりも作用がマイルド |
朝の目覚めの一杯、仕事に疲れた頭をすっきりさせるための一杯、そんなとき私たちはよくコーヒーを飲みますが、これはコーヒーに含まれるカフェインが中枢神経を刺激し、脳の働きを活発にしてくれるからです。そしてそのカフェインは、お茶にも含まれている成分なのです。
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緑茶に害なし!胃ガンや脳卒中にかかる確率が減る |
お茶にはカフェインのように、摂りすぎると有害になると言われている成分も含まれていますが、1日に200杯ものお茶を飲まなければ、カフェインの致死量には届かないのです。
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緑茶を食べる「食茶」で有効成分を100%摂取 |
お茶を飲むことによって得られる効果は、効果の2〜3割を引き出しているのに過ぎないのです。お茶には水溶性成分と不溶性成分があり、飲むお茶には水溶性成分しか溶け出てきません。しかし、お湯に溶けない不溶成分にも、食物繊維、タンパク質、ベータカロチン、ビタミンE、ミネラルなど、体にとって必要な成分がたくさん含まれているのですから、お茶殻にして捨ててしまうのはもったいないことです。
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動脈硬化の予防に緑茶、コレステロールの酸化を防ぐ |
緑茶の作用として、血中のコレステロールを減らす働きがあります。コレステロールはタンパク質と結びついてリポタンパク質になることで血液に溶け、血液中を回るようになるのですが、このリポタンパク質も役割によって2つに分類されます。各組織にたまった余分なコレステロールを回収する「善玉コレステロール」と呼ばれるHDL(高密度リポタンパク質)と、肝臓から各組織へコレステロールを運ぶ「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDL(低密度タンパク質)がそれです。
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花粉症、アトピー性皮膚炎のアレルギー疾患に緑茶が効く |
春先になると、マスクやメガネをかけた人の数が急に増えます。しかし、こんな風景も今や季節の風物詩かもしれません。ご存知の通り、花粉症にかかる人の数は年々増加し続け、また一度かかってしまったら、毎年春になると発症してしまうのですから、大変な数の日本人がこの病気に悩まされています。
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二日酔いで頭がガンガン、胸がムカムカ、緑茶の威力 |
ついつい飲みすぎてしまった翌朝、二日酔いで頭がガンガン、胸はムカムカ。どうにかすっきりする方法はないものか、と思われた経験のある人も少なくはないでしょう。
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緑茶のうがいでインフルエンザウイルスの感染を防ぐ |
冬になると猛威をふるうインフルエンザ、ここ数年でも高齢者や子供などに死者を出すほどの深刻な事態となっています。私たちがふだん風邪と呼んでいるこの病気は、インフルエンザウイルスによる感染症です。風邪の病原菌であるインフルエンザウイルスが、感染源である人から人へと、ツバやタンなどのしぶきによって、飛沫感染して広がっていきます。
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お茶に関する素朴な疑問 |
ペットボトルや缶の緑茶をよく飲みますが、家庭で入れるお茶と同様の薬効は期待できますか?
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