瞑想法や呼吸法で気と内側の脳を活性化させる

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現代人は表面の脳を使い過ぎていることが病気の大きな原因となっています。特に現代病といわれている過労死やストレスによる様々な症状は表面の脳だけを使って仕事、そして日常生活のすべてを行っていることによるものです。

表面の脳というのは新しい脳です。それは情報の脳、いわゆる頭の脳です。それに対して内側の脳は古い脳で、それは命の脳です。そして内側の脳は脊髄ともつながっている体の脳なのです。

普段私たちの日常生活では内側の古い脳を活性化させることをほとんどしません。逆に表面の脳が多忙をきわめています。例えば仕事が忙しすぎると体が疲れて眠くなります。でも現代人は表面の脳を休ませて、体の欲求に応えることをしません。逆にコーヒーを飲んでもっと表面の脳に刺激を与えて興奮させます。表面の脳が興奮して、また仕事をしますが、また眠たくなります。でももっとコーヒーを飲んで、もっと興奮させます。それはあまり体にいいことではありません。それは少しずつ体のストレスとなって溜まっていきます。頭と体が疲れている、でももう少し仕事をしなければいけない時は、ちょっとの間でもじっと静かにして瞑想法や呼吸法をしたほうがずっと効果的で体にもよく、集中力もアップします。

表面の脳の興奮は仕事だけではありません。現代の日常生活のほとんどは表面の脳を興奮状態にさせます。家の中でも電車や地下鉄に乗って買い物に行くだけでも、行く先々で、そして街にも刺激的な情報で溢れています。

そのほとんどは、表面の脳が情報によって興奮状態に置かれているだけです。それを体の欲求と勘違いして、忙しすぎる、あるいは興奮状態の日常生活を続けていると、本当の体の欲求が麻痺してきてしまうのです。

忙しくて体は疲れているはずなのに食欲がなく、性欲も全然なくなった、眠れない。基本的、本能的欲求というのは、実は体の喜びなのです。体の喜びを無視して、奪い続けているとやがて体が自分にはもう楽しみがないのだと悲観してストライキを起こしてしまうのです。そしてそれでも無視しているとやがて活動を停止してしまいます。

内側の脳から脊髄にかけて、そして脊髄の中に暗い固まりがあるとき、その流れをよくしてやると大抵の病気は治っていきます。内側の脳の働きが悪くなると、その本能的な脳を動かしている心臓、腎臓、肝臓、胃や腸などの内臓の働きも徐々にダメになっていき、ついにはストップしてしまいます。

しかし、特別に習わなくても気功を使って体の中の流れを変えてやればよいだけなのです。

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