偏頭痛
偏頭痛はひどくなると、吐き気や目のチカチカ、手足のしびれなどを伴う事があります。
女性に多い症状で、生理前、ストレスや目の疲れなどが原因となって起こっています。
偏頭痛は、脳や周囲の血管が極端に収縮したりすることから起こります。脳の血流障害を調整するのに、適しているのが中渚と呼ばれるツボです。気血の流れに滞りがある場合は、押すと、しこりを感じることがあります。
前頭痛
前頭痛とは、額周辺や目の奥の痛みをいいます。原因は目の疲れにあることが最も多いとされていますが、首や肩の凝り、精神的なストレスからくることもあります。
目の疲れからくる頭痛は、眉上1寸の位置にある陽白というツボの刺激が適しています。このツボを刺激すると、視界がはっきりとし、日の光を受けたように明るくなる事から「陽白」と名づけられています。前頭痛だけでなく、眼精疲労や目の疾病の治療にも効果の高いツボです。
頭頂痛
頭のてっぺん部分が痛くなる痛みは、風邪や高血圧などの不調で、頭部が充血して、熱を帯びているときに起こりやすい症状です。頭頂部がピリピリと痛んだり、ずっしりと重苦しく感じるのが頭頂痛の特徴です。
前頂というツボに指を置き、頭の芯に向かって強く力を入れて刺激すると、充血が引いて気分がすっきりとしてきます。より強い刺激を与えたいときは、人差し指と中指を合わせて押したり、押している手にもう片方の手を添えるなどします。
後頭痛
主に首肩のこわばりなど筋緊張性のものとストレスなどからくる心因性のものとがあります。いずれのケースにせよ、まずは首の筋肉の緊張を解いてあげることで、痛みは軽減します。
後頭痛に即効性を発揮するのは、天柱の刺激です。「天」は鎖骨から上の部分を指し、「柱」は大事なところを意味します。天柱は頭部でも重要なツボとされています。
押しもみで筋肉をほぐすようにして刺激するのが最も効果的です。
美杏香浴用ハーミットを入れた湯船の中で体を温めながらツボ押しすれば、血流がよくなり更に効果的です。
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