良かれと思ってやっていても、後で思わぬ落とし穴があることもあります。以下の行為はその場しのぎにしか過ぎません。もうこれ以上をお肌に負担をかけるのはやめましょう。
乳化しているということは、製品の安定目的に合成界面活性剤を使っているということです。質の悪い紫外線吸収剤は皮膚呼吸も止めるし、合成界面活性剤によって破られた皮膚のバリヤゾーンからそれらの化学物質が進入し、やがて酸化してシミになるという悪循環になります。SPFの高すぎる日焼け止めも注意が必要です。日本には規制がありませんが、日焼けが国民的問題であるオーストラリアでもSPF30以上のものは肌に残って危険ということで売っていない程です。
ワセリンは保湿の目的でアトピーや魚鱗癬の方に良く使用されていますが、ワセリンは石油から得た炭化水素類の混合物です。石油系の炭化水素とは流動パラフィンです。アトピー性皮膚炎は皮膚が体内に蓄積された不要な化学物質を汗腺から排泄しているだけなので、ベタベタした水で洗い流せないワセリンを塗ると汗腺を詰まらせて排泄行為の妨げになるだけでなく、ワセリンに含まれる化学物質が毛穴から浸透して、結局症状をさらに悪化させるという副作用につながります。
シャンプーは化粧品の中で一番合成界面活性剤の配合率が高くなっています。何度もシャンプーをすることは、頭を洗っているつもりで合成界面活性剤をはじめ様々な化学物質を頭皮に浸透させていることになります。その上、髪の毛があるためにシャンプーの基材を全て洗い流すことは不可能です。残ったシャンプーの基材は、頭皮から侵入し様々な病気の原因となります。朝の時間がない時は特にすすぎが足りず、すすぎ残しが原因で白髪や肩こり・背中のにきびなどの原因になります。
ケミカルピーリングとは、フルーツ酸やサリチル酸を用いて皮膚表面の古い角質を除去し、新しい角質を再生させて美肌を作る治療です。角質は異物の侵入を防ぐ大切なバリアゾーンです。そのバリアゾーンを化学薬品で剥ぎ取ると、副作用として化粧品の基材が侵入しやすい敏感肌・赤ら顔の原因になります。つるつるした感じがしますが、一時だけです。
最近は小学生用の化粧品も発売されていますが、これは実に恐ろしいことです。一昔前は、化粧を始める年齢は18歳ぐらいでした。7〜8年経過し、化粧品に含まれる水で落ちない基材(化学物質)が蓄積された25〜26歳頃をお肌の曲がり角と呼んでいたのですが、化粧をし始める年齢が下がると、お肌の曲り角がやってくる年齢も下がります。小学生から化粧をすると20歳前後でお肌の曲り角がやってきて、肌トラブルとの戦いの日々が始まります。
市販の入浴剤には、流動パラフィンが含まれていることが多いです。そういった入浴剤を入れた湯船につかるだけで、性器などから化学物質が入り込みます。特に女性器は無防備なために、化学物質が子宮に入り込み子宮の疾患につながります。
しわの原因は、化粧品に含まれる流動パラフィンが凹んだ部分に並んでいることです。たるみは油分の多い化粧品を使ったことが原因です。それにも関わらずエステなどで化粧品を塗りマッサージをしますと、更に深く化粧品の成分を押し込むことになります。将来のしみ・しわ予備軍をどんどん肌に蓄積させることになります。
昼用の化粧品は予め太陽光線に当たることを想定して製造しているため、流動パラフィン(ミネラルオイル)の含有量を少なめにしてありますが、夜用の化粧品は流動パラフィンをたっぷりと含んでいます。毛穴に油分が溜るだけでなく、自分自身の皮脂が出なくなるために保湿しているつもりでも、かえって乾燥肌になります。油性成分が酸化するとシミの原因にもなります。
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