生まれて2ヶ月目から20年間病院へ通い続け、医学的に「奇病」「不治の病」だと言われている魚鱗癬の男性の手が、ようやく普通の皮膚に戻りつつあります。全身、氷のように冷え、色は赤紫黒、骨も肉も硬化して触れないほどでしたが、今ではふっくらと柔らかくなり、色も薄肌色になり、冬でも手足ポカポカしていらっしゃいます。全身ケロイドだった幼児の皮膚も、今ではほとんど正常な皮膚に戻り、産毛がたくさん生えてきました。
真っ白の髪の女性も、黒い髪が多くなるだけでなく、背中の猫背もまっすぐになり、異物が足の後ろからとれてO脚が目立たなくなり、声も若々しい声に戻られました。6、7年もの間髪が抜け続け、22年間アトピー性皮膚炎に悩まされた女性も、元に戻るのに5年かかりましたが、今は結婚もされて元気な男の子の母親になり幸せになられました。
真っ黒でしわだらけ、100歳のようだった私の顔も、ようやく普通に戻ったようです。五十肩で回らなくなった腕、全身のシビレ、ツリ、ぎっくり腰、腰痛、平衡感覚の鈍りもなくなり、全身が若々しくなったと言われるようになって元気を取り戻すことができました。目の中の異物が出て、白内障は少し曇りがなくなっていましたが、時間がかかり過ぎたため、手術をしました。
60歳のとき、医師に「手術をするのはまだ早い。もう少し視野が曇ってから手術をしましょう」と言われましたが、医学は進歩するもので、白内障は早く手術したほうがよいということで、今年手術をしました。あまりによく見えるので驚きです。現代の医学を考えると、今は白内障は早く手術をしたほうがよいと思います。
今回の件で、またひとつ勉強になったことがあります。手術をして体調を崩したときに、首と鎖骨をハーミットでマッサージしたら、アワ粒ぐらいから小豆大のイボが皮膚が見えなくなるほど出てきて、さらに喉仏のところから3センチ程度の濃茶の丸いイボが出てきました。それからお手入れをし続けて2ヶ月、ほとんどのイボも取れ、しわもなくなりました。
このようなことを我が身をもって体験できたことを私は喜ばしく思うのです。これらは私だけに起こる現象ではありません。ほとんどの人間の体に、レントゲン写真では撮れない異物が入りこんでいるのです。水で落とせない化学物質、肌に残るシャンプー類、固形せっけん、化粧品、その他が筋肉、骨、血液にも浸透し全身に流れ、体調を崩したときにいろんな病気が出てくるのではないかという私の考えが裏づけられたように思います。
この本を上梓したのは、ハーミット等の製品を販促のためではありません。これまで述べてきたように、原因不明の体のトラブルを引き起こすシャンプーや化粧品等に含まれる化学物質の恐ろしさを知り、それらの製品を使いすぎないようにということを訴えるためです。ここまで読んでこられた方なら十分ご理解いただけると思いますが、クリームや乳液によるマッサージで、化粧品に含まれる化学物質を肌に浸透させることも、危険がいっぱいです。できれば、外出時以外は、メイクをすること自体、避けたいものです。
この本をひとりも多くの人々に読んでいただき、自然治癒力を引き出して、健康な体、社会を保つための未来のメッセージになればと思いつつ、筆を置きます。
我が家の梅、桜、杏、桃、藤ともに、
例年より10日早く咲きほこり
これも地球温暖化かと心を痛めつつ
柴田悦子
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