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カミツレは、クレオパトラが風呂に入れて沐浴したという南ヨーロッパ原産の二年草です。ドイツでは、この花をハーブティーとして盛んに用います。ティーカップに花をひとつまみ入れ、熱湯を注ぎ、これに少量の砂糖を加えて飲む、ヨーロッパに古くから伝わる素朴な民間薬の1つです。 カミツレの学名はマトリカリア・カモミラです。マトリカリアとは母、子宮などの意味で、婦人病に効くところからきたものと考えられます。カモミラは矮性リンゴのことで、この花の盛花時の匂いは熟したリンゴの匂いとよく似ているので、そのまま呼ばれたのだと思われます。 カミツレ花はいわゆる西洋民間薬で解熱、発汗、駆風剤として、また浴湯料として風呂に入れます。浴湯料として風呂に入れるには、乾花100〜120gを布袋に入れてつけておきますと芳香が出て、体が温まり、風邪の予防になります。咽喉炎、結膜炎、皮膚の湿疹、潰瘍、化膿性のものは煎汁の湿布がよく効きます。 【薬用部分】 【採取時期】 5〜6月の開花時に頭花の中央部が黄金色に変わったころが採収の適期ですから、そのとき花を採ります。採った花はすぐに日干します。 【用法】
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