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自生しているところは、乾燥地でない山林や古い屋敷などの大木の下陰や生垣などに絡まりついて繁茂します。この苗は秋の終わりごろに茎を1メートルくらいつけますが、根を掘り下げ移植すればよく根付きます。 冬になっても葉は全部落ちきらず、蔓の芯の部分は緑色の葉をつけて冬を越し、冬を耐えて緑色を保つので、忍冬とも呼ばれています。花は白から黄に変色し、引き抜いて口に含むと甘く、これを集めて乾燥したものが金銀花です。抗菌、抗潰瘍作用の報告があり、酒に漬けて飲むと結核菌を駆逐します。忍冬酒は、愛知県犬山市の健康酒として知られています。 花を採るのに4〜5月の開花当日、またはその直前に摘み取って新聞紙などに広げ、日陰で風干しします。葉は花と同時のものも採りますが、少し遅れて採った方が良いものができます。やはり日陰で風干しします。どちらもよく渇いたら、茶筒などに入れ保存します。蔓(茎)は随時採って長い蔓のまま日陰につるして風干しします。 葉、花、蔓(茎)がいずれも薬用となり、金銀花は利尿、解毒、化膿性疾患の解熱、関節痛などに、忍冬は古来梅毒の利尿、解毒薬として有名です。 【薬用部分】 【採取時期】 【用法】
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